発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
価格: ¥ 620
発売日: 2011/06/23
おすすめ:★★★☆☆
「それでも、おれは耐えるよ。なぜかわかるか?」
「なんで?」
「ゴールが欲しいからだよ」2年生になり、キャプテン武井遼介を中心に新チームが動き始めた桜ヶ丘中学サッカー部。
ゴールキーパー経験のあるオッサが野球部をやめて入部するも、
シュートを怖がったり集中力が切れたりと、なぜか様子がおかしい。
オッサの致命的ミスで、大切な試合にも負けてしまう。
チームに生じる不協和音。
遼介は、オッサが人に言えない悩みを抱えていることを知る…。
14歳の少年たちが爽やかに駆けぬける、青春スポーツ小説、第3弾。
やっぱり大好きです。青春スポーツもの。
主人公が少年であればなおのこと好物。
みんなで協力してなにかやるっていいですね。
サッカー部なのでサッカーやるのは当然なんですが。
コーチが必要だ、と決断してそのためには何をすればいいかとか、
条件決まったらまたそれをみんな精力的に行動したりとか。
小学生のころよりも格段と成長した姿は微笑ましいばかり。
不調なオッサにみんな不満を持ちつつも、
窮地に陥っているらしいと知るや否やみんなでなんとかしようとする。
すごいなと思いました。あんなヤツ放っとけよ、ってならないんだな。
不満はあるけれどチームメイトだし信じれるなら信じたいんだろう。
オッサに話にいく星川がすごく良かった。
小学生時代の個人主義な星川を知っているだけに、
あの行動はすごくすごく嬉しかった。
話すのは上手くなくても包み隠さない本音が伝わってくる。
もっと上に行きたい星川だけど今が要らないとは思ってない。
「おまえが必要なんだ」と言える星川に感動しました。
どんどん成長していく彼らは見てて飽きない。
続編も楽しみです☆